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漢詩や和歌・俳句などに独特の節やリズムをつけて読み上げる「詩吟」。腹式呼吸で大きな声を出すことで、全身の血流が良くなり、脳を刺激して認知症予防につながるなど、様々な健康効果が期待されると、今注目を浴びている。
長年にわたり、大阪狭山市駅近くで耳鼻咽喉科を開業していた横山俊彦さん(91歳)が、01年に立ち上げたのが「俊岳流(しゅんがくりゅう)詩吟くらぶ」。メンバーは30人。古今の名文をお腹の底から声を出して読み、体全体で味わうのは、心の豊かさにもつながる。仲間との語らいも大きな楽しみだ。また、ボランティアを原点とする同会では、昇進料などはなし。誰でも、気軽に詩吟を楽しめるよう工夫されているのも魅力だ。
メンバーには、80歳を超えてから詩吟を始めたという人も。「詩吟を始めてから風邪をひかなくなった」「肺活量が増えて、肺年齢が若くなった」と、笑顔で語る。「60からの手習い歓迎です。初心者の方にも丁寧に指導します。一緒に楽しみましょう」と。
現在、会員募集中。会費は月2千円(初回テキスト代別途)。月2回、さやかホール(日曜日)・富田林公民館・堺市立東文化会館で。初心者歓迎。体験・見学もOK。問い合わせは福井さん072・367・7201
(記者・山本こ)