布で花を創作する「ハッピーブーケ」は泉ヶ丘で活動を始めてから、昨年11月に5周年を迎えた。代表の中野美佐子さんがご近所や友人に呼びかけたのが始まり。シニアの参加者同士が会話を楽しみ、励ましあいながら元気になれるサークルを目指している。
ハッピーブーケでは選ぶ生地を花によって変え、花びらにはさんだ細いワイヤーを曲げることでコテを使わずに形を整える。初めての人も取り組みやすい作り方で、世界に一つだけの〝幸せの花束〞ができあがる。「手先を使うので頭の体操にもなり、花を通じて癒やしを感じてもらえれば」と中野さん。多くの人に作る楽しみを知ってもらおうと、年2回無料体験会も開く。
メンバー最高齢は86歳で、アートフラワーの経験があるサポート役の女性。また、結成当初からのメンバーで阪南市から通い続けている喜寿の女性は「遠くて大変だけれど、大好きなお花を作りたい気持ちが勝っています」と微笑む。ほかにも、介護でしばらく休んでいた女性が、少し落ち着いたところで再開。「完成していくのが楽しみ。癒される私の居場所です」と。
南図書館集会室で不定期に月4回午後の2時間。参加無料、材料費のみ(自分で用意するのも可)。
中野さん090・5126・3489
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年1月14日)時点のものです。