藤沢台公園(藤沢台5丁目)で朝6時半から始まるラジオ体操。雨天を除いて毎朝行われており、常時20~30人が参加している。漁野臣代(りょうのみよ)さん(91歳・藤沢台)が立ち上げて以来、コロナ禍も休むことなく24年間継続してきた。
長居しないのが秘訣
この会の特徴は、開始時間ぎりぎりに集合し、公園全体に散らばり、各々が好きな場所で離れて行うこと。そして、集まっておしゃべりをしないことだ。「これが長く続いている秘訣だと思います」と漁野さんは話す。また、男性の参加者が多いのも、この慣習によるところだと感じているという。
取材当日も群がったり無駄話することはなく、ラジオ体操第一・第二をきっちり行い、写真撮影後、即解散。「自然と各々の立ち位置が決まっているので、見渡せば参加者の出欠が分かる」と、漁野さん。話さずとも皆の存在を気にかけている。
参加者は「風邪を引いたことがない」「日頃使わない関節を使う」「一日のスタートが切れる」と、心身の健康への効果を感じていた。漁野さんはラジオ体操後、1時間ほどウォーキングし、買い物をして帰宅するのが日課。解散後に仲間や出会った人との会話も楽しんでいる。90代のはつらつとした姿に元気をもらった。
朝6時15分の時点で雨天の場合は中止。「どなたでもご参加下さい。お待ちしています」と。

